スプレードライヤの使用例

食品関係
・調味料(味噌、醤油、アミノ酸、野菜エキス等)・飲料(コーヒー、紅茶、緑茶、ジュース等)
・健康食品(クロレラ、スピルリナ、菌糸類等)・乳製品、卵製品、粉飴、糖類他

医薬品                          化成品
・生薬・胃腸薬、酵素、抗生物質、ビタミン      ・洗剤、染料、顔料、触媒、樹脂他

セラミック
・フェライト、アルミナ、チタバリ、タングステンカーバイト、窒化ケイ素、炭化ケイソ、PZT、タイル原料他

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噴霧方式のいろいろ

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・ロータリアトマイザによる噴霧
 20〜100μmの粒子径の造粒に推奨しま
 す。ディスクの形状や回転速度により、比較
 的容易に変更することが可能です。当社で
 は各種形状のディスクを用意し、顧客の用
 途に合わせ適正な選定を行います。
・2流体ノズルによる噴霧
 比較的小粒子径の造粒に推奨します。
 粒子径は原液の濃度、粘度や気液比を変え
 ることにより容易に粒子径操作が可能です
・加圧ノズルによる噴霧
 比較的大きな粒子径が必要である場合、ま
 たは1品種1条件の原液に使用する、処理
  量が多い、処理量に対して設置面積が大き
 く取れない等の条件の場合に推奨します。






スプレードライヤの原理

スプレードライヤーは写真のように回転している円板の中心に溶液もしくは懸濁液を 注ぎますと円板の周囲に無数の霧即ちスプレーが行われます。このスプレー液滴 に熱風を接触させると液滴中の水分はほぼ瞬間的に蒸発気化し液滴中の固形分 のみ残ります。 即ち極めて短時間に乾燥が行われます。 スプレードライヤーはそれ故スプレーと熱風をいかに合理的に接触させ,いかに乾 燥ガス中に分散した乾燥粉末を効率よく回収するかの技術と云えます. スプレーの 方法は大別すると二種類あります,一つは回転円板式であり,二つ目はノズル式です. この方式はさらに加圧ノズルと二流体ノズルに分けることが出来ます. それぞれの スプレーの方式より得られる乾燥物はそれぞれの粉体特性を示します. 従ってスプ レードライヤーは只の乾燥装置ではなく造粒乾燥装置として非常に広範囲の産業 分野で使用されています。